混沌なるカオスへようこそ

最近、忙しくて更新滞ってますが頑張りますです
というわけで久しぶりなので飛ばしていきます

ラヴクラフト全集1
著者  :ラヴクラフト
訳    :大西尹明
分類  :ホラー小説
総合評価  :★★★★
文章    :★★★★
キャラ   :★★★★★
内容    :★★★★★

言わずと知れたラヴクラフトです。クトゥルフ神話とかネクロノミコンとかのキーワードにピンときたらぜひ読んでみてください。
ホラー小説と一口に言ってもかなり広範な範囲を表しているというのがわかる作品だと思います。
なぜなら、ホラーのかなり端っこの方を攻めているからです。
作者曰く「宇宙的恐怖(コズミックホラー)」だそうで・・・
収録されているものは以下の通りで、どれもかなり独自性のある作品で非常に面白かったです。
・インスマウスの影
・壁の中の鼠
・死体安置所にて
・闇にうごめくもの
「インスマウスの影」と「闇にうごめくもの」は同系統の話で、それ以外はそれぞれ独立した話になっているように思いました。
全ての話に共通してみられるものとして、独特の世界観と話としてのオチでした。そのあたりがこの作者のうまいところだなぁと感じました。
どうでもいいことだが役者の名前「尹明」でイアと読むんだったらすごいなぁと思ったけど「ただあき」だった

ただの人間には興味ありません~あるいはリア充のこと

幸せそうな人を見てると自分も幸せな気分にさせられる今日この頃です。

ほうかご百物語6~9
著者  :峰守ひろかず
イラスト:京極しん
分類  :ライトノベル
総合評価  :★★★★
文章    :★★★★
キャラ   :★★★★★
内容    :★★★★

百物語のような放課後後半です。
後半は少し敵のようなものも出てきて燃える展開もありました。
前半に引き続き新たな妖怪もたくさん出てきます。
ラストまでいつものノリですが、最後はいい感じに終わっています。
きちんと最初の方の伏線も回収していて、全体を通して非常によくまとまっていると思いました。
ちなみに、後半では前半ではそれほどなかった迷言も多々見られました。
「神なんてよくしゃべる自然現象」
「育った女になんて興味ない」
というわけで今日の記事は以下の言葉で締めようと思います。
「終わりよければ全てよしっていうけれども終わらなくたっていいじゃない」

ホントは怖いドレミの歌

ドーナツ、レモンという日常から始まり
“みんな” 揃って奮闘したけれど結局だめで
“空” を仰ぎ見れば天使の “ラッパ”
結局 “死” を持って “幸せ” になる
という悲劇の歌
という解釈を広めていきたい。
でもよくよく考えるとドレミの歌はサウンドオブミュージックなので海外の歌のはず・・・

ランジーンコード
著者  :大泉貴
イラスト:しばの番茶
分類  :ライトノベル
総合評価  :★★★★
文章    :★★★★
キャラ   :★★★★
内容    :★★★★★

コトモノという遺言詞という言葉(言語)によってことなる世界を認識するようになってしまった人たちが同じ言葉を持つ人同士でそれぞれ集団を作って社会に溶け込んで生活する世界の話。
主人公はコトモノを記録するコトモノで、出あったコトモノをコトモノートに記録する能力を持っています。
ランジーンコードというのは遺言詞を英語にした造語で、Lang(言語)とgene(遺伝子)からきているそうです。
作中には自分の記憶の限りだと2回しか出てきてない言葉のような気もしますが、なぜタイトルを遺言詞ではなくランジーンコードにしたのかは不明でした。
「物語」が「生き物」であるという発想は昔からあって、最初に見たのはMissingという小説だったのだけれど、この発想にはすごく感動した覚えがあります。
きっと何か元ネタがあるんだろうけど今のところMissingよりも古いものは見たことがないです。こういう元ネタとかって探しにくいことこの上ないんだけどどうにかならないのかなー

ニャンコ先生、だいすきだぁぁあああああ

ほうかご百物語1~5
著者  :峰守ひろかず
イラスト:京極しん
分類  :ライトノベル
総合評価  :★★★★
文章    :★★★★
キャラ   :★★★★★
内容    :★★★★

自分にとても素直な美術部の主人公と妖怪たちの物語です。
次々と妖怪が出てきてそれらの特徴や撃退法などについての豆知識もどんどん出てくる作品で、テンポもいいので飽きずに読める本です。
メインヒロインはイタチの妖怪なのですがイタチって妖怪としてはそんなにメジャーじゃなかったのでこの本で初めて妖怪的な側面を知りました。
それにしても、この本を見てると妖怪ってほんとにいろんな種類がいるんですね。
なんというか、ライトノベル版遠野物語って感じを目指しているんでしょうかね~

動歩行つらい

最近タスクが多すぎてかなり大変です。
そのタスクの中の一つにロボメック講演会に企業のアルバイトとして参加しました。
展示物には結構興味を持ってもらえたので良かったです。
あと、壁サークルの気持ちがよくわかりました
と、いうわけで

ロボットはなぜ生き物に似てしまうのか
著者  :鈴森康一
分類  :ブルーバックス
総合評価  :★★★★★
文章    :★★★★
内容    :★★★★★

有名なロボットを網羅的に上げているという点でも非常に評価できる一冊でした。
読み物系の本はあたりとはずれがありますが、この本はあたりの方だと思います。ふつうに工学系の人間が呼んでも楽しめますし、一般の人でも読めるように配慮されています。
内容的には、生物とロボットの共通点(と、いっても実際ほとんどのロボットの機構が生物と関連していたりするのですが)を紹介して、効率等を考えるとそれが最適であるという結論を導いています。
しかし、逆に機械でないとできないことや今後は人間の技術が生物を超えていくのではないかということも書かれています。
ちなみに、情報の観点から言わせてもらうと
遺伝的アルゴリズムは確かに強力なアルゴリズムですが、最適性を保証できないという欠点がありますね。
という話です。

私は魔法で醜いヒトの姿に変えられてしまったのです

今日、ボスとサシ飲みをした。おぉこわいこわい。
初めてボスの本気を見た気がする。学問的な意味で
やはり、単純な意味での未来ではなく今後コンピュータサイエンスというものがどうなっていくのかさえも見ている。
ヤバイとしか言い様がない。
というか、教授にまで進んでいる時点で人間的にヤバイということはわかっていたのだが・・・
せっかく自分の周りにはドクターとか教授とかの人たちが比較的大勢いるのだからその人たちが未来をどのように見ているのかを聞いてみたい。

ナイチンゲールの沈黙 上下
著者  :海堂尊
分類  :小説
総合評価  :★★
文章    :★★★
キャラ   :★★★
内容    :★★★

医療関係の知識はかなり凝っていてその部分はかなり面白いです。
しかし、この本は何を主題にしているのかというのがちょっと読み切れませんでした。なので要約するのは難しいですが列挙すると
・特に網膜芽腫(レティノプラストーマ)と呼ばれる目の癌の病気の患者に関すること。
・解剖する前もしくは解剖する代わりに死体に対してCTをする手法、Ai(Autopsy imaging)死亡時画像診断について
ちなみに作中に出てくる画像処理を用いた捜査法DMA(デジタル・ムービー・アナリシス)は実際にある用語ではなさそう
・歌が人に及ぼす影響
・ミステリー?
一応はミステリーという形をとっていますが、評価すべきは医療関係の部分ではないかと感じました。

私、気になります

インシテミル
著者  :米澤穂信
分類  :ミステリー小説
総合評価  :★★★★★
文章    :★★★★
キャラ   :★★★★★
内容    :★★★★★

いわゆる本格推理小説ですね。
クローズド・サークル+殺人ゲームといえばだいたいイメージできるのではないだろうか。
人文科学の実験と称して、お互いにある決められたルールの中で参加者が殺しあうというゲームに巻き込まれる話です。
ルールがあるということで問題を単純化でき推理に集中することができるというのが、この形式の利点ではないかと思う。
まさに本格推理小説といった感じでした。
本格推理小説を読むときは自分でも推理してみるのですが、いつも詰めが甘いなと感じてしまうのです。
今回は大きく二つの謎があったのですが、結論から言うとどっちも詰めきれませんでした。
一つ目の真相は完全に自分の詰めが甘かったせいだなと感じました。
二つ目の真相についてはこれは最終的に絶対ひとりに絞れなかったので仕方ない。
難易度はそれほど難しくなく、それほど簡単でもなありません。また、推理に無理があるわけでもないので非常によい作品だと思いました。
また、この本を読む際にもう一つ注目すべき点はキャラの濃さですね。
おもに主人公とヒロイン?が非常に個性のあるキャラクターです。今、同作者の「氷菓」がアニメ化して見ているのですが、「氷菓」についても非常に独特の雰囲気のあるキャラクターが登場します。この作者のキャラクターは皆独特の雰囲気を持っているのですかね。
「氷菓」は「古典部シリーズ」と呼ばれるシリーズの一つですが、あと、この作者の作品には「小市民シリーズ」というのもあるそうです。
最近、読みたい本が増えてきましたが、これらの本もそれらの中に加えておきたいと思います。

大学キャンパス内の熱伝導率はどれくらいだろう

新入生の季節ですね~
研究室にも新しい人が来たし、サークルにも新しい人がいっぱい来た。
いろんな人が集まるとそれだけでわくわくしますね。
新しい人が来ると、自分の少ない記憶力だと名前と顔を覚えるだけで大変ですが、頑張って覚えていこうと思います。

Kaguya~月野兎の銀の箱舟~
著者  :鴨志田一
イラスト:葵久美子
分類  :ライトノベル
総合評価  :★★★★
文章    :★★★★
キャラ   :★★★
内容    :★★★★

アルテミスコードと呼ばれる子供だけに現れる特殊能力と道端で出会った女の子のお話。
一巻は導入という感じで、アルテミスコードを使った事件が起こってそれを解決するという内容でした。
子供だけにある特殊な力という設定はよくあるけれども、世間でよく言われる子供は大人とは違う何か力を持っているというところからきているのだろうか
まだ自分が子供なせいかもしれないがあんまりそういうことは感じないですけど、世間の大人から見ると子供はそんな風に映っているのだろうか
あと、個人的には登場人物がい一気に出てきて最初のほうはキャラを覚えきれていなかったと言うのがありました。
といっても6,7人なんですが・・・
でも個人的には5人を超えたあたりからすんなり覚えられなくなるのでちょっと多く感じました。

別に好きになったのが…

別に好きになったのが
男でも女でも、
兄弟でも親子でも、
二次元でも四次元でも、
ツンデレでもヤンデレでも、
ヒトでもそれ以外でも
変人でも変態でも、
いいじゃない
最近ヤンデレ押しブログみたいになっていているけど、ぼくはツンデレも好きですよ

天使のレシピ2
著者  :御伽枕
イラスト:松竜
分類  :ライトノベル
総合評価  :★★★★
文章    :★★★
キャラ   :★★★★★
内容    :★★★★

今回の話は全体を通してデレデレな感じでした。
話自体は前回と同様にオムニバス形式でそれぞれ恋の話です。
前回に比べると割と個性的なキャラクターが主人公になります。
世の中にはいろんな考えの人がいて、
いろんな恋愛観を持っている人がいるのだということを思い知らされるような本です。
別に好きになったのが
どの身分でも、
年上でも年下でも、
動いても動かなくても、
魔法使いでも魑魅魍魎でも、
生きてても死んでても、
妄想でも現実でも
いいじゃない

ヤンデレは悪くない

送別会がありました。
バイトで一緒だった人が遙か雪国へ
そこで、いろいろな話をしたのですが、特に女性の話になると基本的に防戦一方になる。
というより、周りとズレているという事実が浮き彫りになってしまうといったほうがいいのか?
「君が(好きな女の子に振られて)ズタズタにされることに期待」
とか言われて、
「君が(ヤンデレに)ズタズタにされることに期待」
と完全に勘違いして会話を進めていた。
ヤンデレとか口に出して言わなくて良かった~
たぶん相手には気づかれてない

天使のレシピ
著者  :御伽枕
イラスト:松竜
分類  :ライトノベル
総合評価  :★★★
文章    :★★★
キャラ   :★★★★
内容    :★★★★

実は恋愛小説ってあんまり読んだことないんじゃねっていう勢いで読んだ。
えーと、ノーコメントとしか言いようがないですね。
内容としては、オムニバス形式でそれぞれの話で登場人物が持っている恋愛に関する悩みを天使の力を借りたり借りなかったりして解決するという話です。
話は共通する場所だったり、人物だったりが出てくるものの基本的に別々の話です。
ただし、天使だけは共通して出てきてます。