第一の晩に、鍵の選びし六人を生贄に捧げよ
第二の晩に、残されし者は寄り添う二人を引き裂け
第三の晩に、残されし者は誉れ高き我が名を讃えよ
第四の晩に、頭を抉りて殺せ
第五の晩に、胸を抉りて殺せ
第六の晩に、腹を抉りて殺せ
第七の晩に、膝を抉りて殺せ
第八の晩に、足を抉りて殺せ
第九の晩に、魔女は蘇り、誰も生き残れはしない
第十の晩に、旅は終わり、黄金の郷に至るだろう
くっくっくっ
さあ、あと抉っていないのはどーこかな
「蟲と眼球とテディベア」
「蟲と眼球と殺菌消毒」
「蟲と眼球と愛の歌」
著者:日日日(あきら)
イラスト:三月まうす
分類:ライトノベル
総合評価 :★★★★
内容 :★★★
キャラ :★★★★★
イラスト :★
文章 :★★★★
くっくっくっ
すばらしい本ですねぇ
変わり行くものとそれを望むもの、そして変化を恐れるもの
すべてに共通なのは孤独ということ
それぞれの想いと願望が重なりあい、世界は確実に不幸へと向かっていく
いきなり口調を変えると結構疲れるので元に戻しましょう
1巻を読んだだけだとあまり良さは分かりませんがどんどん読み進めていくうちに徐々に良さがわかってきました。
(一巻はめちゃくちゃなことやってますが…)
聖書を基にした独自の解釈がかなりユニークでした。また、名前もかなり独特のものが多いですが慣れてくると面白くなります
あまり評価とは関係ないが、自分的には「名ゼリフ」的なものがあまり無いのが気になるかも
最近まともな本が続いたので今回はテンション高めなのです
「蟲と眼球とチョコレートパフェ」→
http://nlabo.flnet.org/blog/2007/05/post_36.html