Web進化論
著者:梅田望夫
分類:評論
総合評価 :★★★★
文章 :★★★
分かりやすさ:★★★★★
情報量 :★★★★
ちょっと古い本を話題に出してみました。
この本は結構お気に入りで、現代ネット用語などの解説もあります。(ちょっと古いけど)
きっと最近のネタで言うならばyoutube的なものが話題に上るだろうと思われる本ですが古いのでありません。
結構ネタになる本ですのでオススメします
で、この本を読んで思ったのですが
「人類の未来は2次元に走るのか3次元に走るのか」
今、3Dの技術が進んでゲームはすごい綺麗になりました。
これは思うに3次元の2次元への吸収ではないかと
また、ネトゲーやSNWなんかは生活(3次元)の2次元への進出ではないかと
これに対し、
ブログは使い方にもよりますが、基本的に日常生活のこと(3次元)を書き込みますので
2次元を3次元に取り込んでいるとみなすことができます。
将来、人類がどちらに進むのか楽しみですねぇ
2次元に進んだ場合 → 人間の意識を取り込むことができるようになったりして
3次元に進んだ場合 → やっぱり立体映写とかかな
まあ、実際のところ2次元と3次元の融合というのが正しいと思いますけどね…
次の時代への三大潮流
1インターネット
2チープ革命
3オープンソース
ネットの三大法則
1神の視点(全体を俯瞰する視点)からの世界理解
2ネット上に作った人間の分身がカネを稼いでくれる新しい経済圏
3≒無限大×≒ゼロ=something、あるいは消えて失われていったはずの価値
(無限大ともいえる人々から少しずつのものを集めたら何らかの価値になる)
シリコンバレー
ネットバブル年表
1970~1980
PCバブル
PCバブル崩壊
1986年「ザ・クラスオブ1986」
新興勢力
サンマイクロシステムズ
オラクル
マイクロソフト
EMC
サイプレス
アドビ
インフォミックス
チップスアンドテクノロジー
シリコングラフィックス
アドセンス
無数のウェブサイトの内容を自動識別し、それぞれの内容にマッチした広告を自動掲載する登録制無料サービス
→新しい富の分配
超秀才
新しい知識をリアルタイムで飲み込む
鋭い質問をする能力
異なる分野の知識を関連付ける能力コードを一目見ただけで理解できるほどプログラミングに長けていること
食事やドライブのときまでコードのことを考えているような熱意・極度の集中力
楽天などは生活密着型サービス産業
ヤフーはメディアで積極的に人を使う
グーグルはテクノロジーで自動判別を好む
グーグルニュースは世界中のニュースを自動でかき集めてランク付けする
ロングテール
少数の大きな集合と比較して多数の小さな集合を指す言葉
塵も積もれば山となる方式で利益を得ること
Web2.0
インターネット時代の第二期という意味
ネット上の不特定多数の人々(企業)を能動的な表現者と認めて積極的に巻き込んでいくための技術やサービス開発姿勢
ロングテールをうまく活用
API
開発者向けにプログラムしやすいようにデータを公開する機能
グーグルマップスやアマゾン
ブログ
あらゆる人が簡単にWeb上に日記をつけられる
パーマリンク
記事一つ一つに固有のアドレスを持たせることで記事をここの独立したものとみなせる
RSS
ウェブサイトのサイト内容を要約してネットに向けて配信できる
記事を更新するたびに、ブログツールが自動的にRSSフィードをネットに向かって配信している
メディアとブログは質と量の点で逆に位置している
ソーシャルブックマーク
ネット上で面白いと思ったものに印をつけて、簡単なコメントなどもつけられる機能
フォークソノミー
(フォーク:人々 タクソノミー:分類学)
皆で分類する
一人ひとりがある記事にタグ付けを行うことで、全体の分類を形成する
ソーシャルネットワーキング
紹介した人だけで輪を作りコミュニケーションする手段
(六次の隔たり:地球上の二人を選べば、6・7人知己関係で結ばれている)