ガルパンとB.A.D. の感想

先日立川まで行って、ガルパンの爆音上映を見てきました。
最初の一発目の砲撃で音のリアルさにびっくりしてしまいました。
ぜひ、ガルパンは爆音上映で見てみることをお勧めしたいです。
内容的には、細かい部分までしっかり作りこまれているというのが伝わってくる作品で、
もっと自分に戦車の知識があれば~と思わせてくれる作品でした。
ガルパンはいいぞ。
「ガルパンはいいぞ。」はあまり細かいことを言うとネタバレになってしまうときに使える便利な言葉らしい。
というわけで、最近のマイブームですが、B.A.D.はいいぞ

B.A.D. 10
繭墨は夢と現の境にたたずむ
著者  :綾里 けいし
イラスト:kona
分類  :小説
総合評価  :★★★★
文章    :★★★
内容    :★★★★
キャラ   :★★★★

前回までのドタバタに比べ、今回は
『友人宅の水槽に人間の手が沈んでいた』
『夜に土を掘る音がして眠れない』
というごく日常的な事件になります。
(ここまで、ハードな話が多くだいぶ感覚が麻痺しています。)

今回の話は前回までの話から次の新たな展開へのつなぎのような感じで、
今までの事件の回想が途中に挟まるなどしています。
ここまでに、多くの登場人物がいて、正直、だいぶ忘れている話も多くありました。
B.A.D.シリーズは展開が早いので、ガンガン読み進めてしまいましたが、
ちょっとこのあたりで休憩をはさんでみるのもいいかもしれません。

ちなみに、あまり詳しく言うとネタバレになってしまうのですが、
今回の話は、場面の転換が激しいため、かなり読みにくかったです。
ただ、B.A.D. シリーズはこれまでにも場面転換の比較的多い作品だったので、
この場面転換の激しさも含めて、今まで訓練されてきた読者なら "今までの回想" という趣深さを感じられるのかもしれません。