先日,「エイプリルフールズ」という映画を見に行った.
いわゆる群像劇で,登場人物が非常に多いですが,
名前のでてくる登場人物はほとんどいないので,記憶力のない私でも気楽に見ることが出来ました.
登場人物に名前がついていないので,勝手に名前を付けて脳内で呼ぶという遊びもできます.
その映画によるとコミュ症には芋けんぴがいいらしい.(注:コメディ映画です)
ということで,芋けんぴを食べながらブログ更新しています,
それとは,別の日ですが,ゲーマーズでふらふらしていたら目についてしまった本を紹介します.
ゲーマーズ
著者 :葵 せきな
イラスト:仙人掌
分類 :ライトノベル
総合評価 :★★★★
文章 :★★★
内容 :★★★
キャラ :★★★★★
一言でこのラノベを説明すると,「すれ違い系ラブコメ ~ゲームを添えて」というべきでしょうか.
程よいネタと軽快なストーリー展開で,一気に読みきれてしまう小説です.
やりこみ系のゲーマーと楽しみたい系のゲーマーというあまり注目されないが,
確実に世の中に存在する2派閥の関係とラブコメという組み合わせの本です.
特に,私は,あまり小説で(まともに)取り上げられることの少ないゲーマーに焦点を当てている点が面白いと感じました.
また,著者はあの「生徒会の一存」の著者なので,キャラクタが非常に際立っているという点も魅力です.
ちなみにゲーマーズで購入すると,特典ミニ小説的なものがついてきます.
登場人物たちのゲーマーズでの一シーンを描いた内容で,本編とは違いややメタな感じがあって面白いです.
エイプリルフールズの内容(名前は私が勝手につけました,ネタバレ注意)
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主に5つの話が平行するようになっていて,
- ルンバちゃんが助教と結ばれる話
- どんぐりと松ぼっくり夫婦の話
- おやじとミニチュアダックスフンドちゃんの話
- エイリアンくんの話
- 指名手配犯コマさんと刑事の話
- ホモォの話
どんぐりと松ぼっくり夫婦は宮内庁の人間だと偽ってタクシー運転手(マッチ棒)を雇い,夫婦で余命短いどんぐりのための時間を過ごした.
マッチ棒はミニチュアダックスフンドちゃんの父親であり,ミニチュアダックスフンドちゃんがおやじに連れ去られたと聞いて,駆けつける.
おやじはヤクザであったが,ミニチュアダックスフンドちゃんの実の父親でもあった.おやじは仕事の関係で人を殺さなくてはならなくなったため,その前に実の娘に誘拐まがいのことをして様子を見に来た.
ルンバちゃんは昔,助教に芋けんぴをもらった時に,助教のことを好きになった.助教は女遊びが激しく,その後,ルンバちゃんは助教との間に子供ができたが,連絡できずにいた.
そこで,4/1のテレビでやっていた嘘のニュースに励まされ,芋けんぴを持って,助教のいるはずのレストランに向かった.
しかし,その途中で,おやじの持つバッグ(仕事で人を殺すための拳銃が入っている)とルンバちゃんのバッグ(芋けんぴ入り)が入れ替わってしまう.
ルンバちゃんはそのまま,レストランに向かい,しらばっくれる助教を見て,かばんの中の銃を使ってレストランに立てこもってしまう.その時,レストランにいたコマさんの足をルンバちゃんが撃ってしまう.
レストランのシェフであるセガールは知り合いの刑事に連絡するが,エイプリルフールの嘘だと思われてしまった,その後,助教が女好き・医者というのが嘘ということがバレて,ルンバちゃんに謝った.これで一件落着かとおもいきや,コマさんが銃を発泡して,弾は当たらなかったが,その衝撃で,子供が生まれそうになってしまう.
助教に嘘を突き通せと皆で迫って,結局,医者(嘘)である助教の指導のもと,レストランで出産をすることになった.
その後結局,助教は子供を認知し,更にもう一度ルンバちゃんに告白し,結ばれた.ルンバちゃんはコマさんを撃った罪を問われることになるが,コマさんが実は刑事が追っていた指名手配犯だということがわかり正当防衛ということになった.
ルンバちゃんが昔好きになったきっかけである芋けんぴは,助教が胡散臭い占い師のオニックに偶然もらったものである.
オニックは他にも,ネット上にエイプリルフールの嘘の書き込みをしていた.
エイリアンくんはその書き込みを見て,自分が宇宙人(スペースノイド)だと思ってエイプリルフールが終わるまで屋上で叫んでいた.
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