久しぶりの更新です.
いつか読もうと思っていた積み本を消化しました.
ガリレオの苦悩
著者 :東野圭吾
分類 :小説
総合評価 :★★★
文章 :★★★★
キャラ :★★★
内容 :★★★★
内容は推理の過程・不可能犯罪の解決・犯人の動機の3点が非常に評価できる作品だと思いました.
情報が一気に与えられてその情報のみから事件を解くというタイプの推理小説とは異なり,捜査途中の情報もすべて提示され探偵役の物理准教授 湯川先生は捜査の次の方向性を支持するなどの行動も行います.
また,主人公が科学者であるため,科学者の考え方などに関する描写が幾つか含まれていますが,これらについて他の読者はどのような感想を持つのか非常に気になる作品でした.
僕は幾つか気になる点はあったものの賛同できることが多かった用に感じました.
僕が「ガリレオ」シリーズに対して感じた最大の謎は,
湯川先生は電磁気が専門っぽいにも関わらず,なぜ「ガリレオ」と呼ばれているのかということです.
「ガリレオ」だと天文か力学のイメージが強くなってしまい,湯川先生は天文の先生だと勝手に勘違いしてました.
「マクスウェル」とかそういった名前でない理由があるのだろうか?
僕はまだシリーズをすべて読んだわけではないので他の作品で明らかになっているのかもしれないが,その辺のところに注目して他の作品も読んでみたいと思いました.
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