神に臨む作家

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受験シーズンですね
今回も受験の時に読むと鬱になりそうな本を探しましたよー

狭き門
著者: アンドレ・ジイド(ジッド
翻訳: 川口篤
分類     : 小説
総合評価   : ★★★★
文章     : ★★★★
内容     : ★★★
キャラ    : ★★★★★

狭き門より入れ、滅にいたる門は大きく、その路は廣く、之より入る者おほし。
(新約聖書のマタイ福音書)

内容的には有名なのでググれば出てくるかもしれませんが、一応書くと
ジュロームとアリサはいとこで、愛し合っていた。しかし、アリサは自分が、ジュロームの神への信仰の妨げになっていると思い、それを苦にして悩みやがて死んでしまうという話

「主よ、あなたが示したもうたその路は狭いのです――二人ならんでは通れないほど狭いのです」


一般的には信仰の美しさを表したとも、信仰への批判をあらわしたとも言われています。
まあ、その辺は読む人の感性にもよりますので


この、物語で面白いのは、恋人二人の間には現実には何ら障害はなかったということです。
あえて、いうなら心の中にあったというしかないでしょう。

ここで僕が言いたいのは、受験生の皆さん、狭き門をくぐろうと必死になると何か別の大切なものを見落としてしまうかもしれませんよー
自分で言いながら、何とひどいことを書いてるんだろう
まあ、何かを犠牲にして何かを得ることは悪いことではありませんので、

ちなみに個人的には最近マゾいところがあるので、あえて門を狭くしてみたりとかしています。
(ホントたまに自分でも後悔したり)

門を狭くするで思ったのですが、二人では通れないからと言って一人に減らしたところで実際門は通りやすくなるんでしょうか
現実には、人数が多いほうが門が広いこともあるのではないでしょうか

たとえば、ゲーム制作。人数で分担して作れるような場合明らかに通りやすい門ですが、一人でとなると、かなり狭くなりますね。
また、勉強なんかも数人でやったほうが効率が上がる場合もありますね。

切り捨てるだけの世の中じゃあないんです。
と、僕は最後に希望を見出してみたり、...

~逃げ込んだ楽園は信仰という名の狂気
    新しい世界へと羽ばたける自己暗示
       澄み渡る覚醒は「進行」という凶器~