ライトノベル」カテゴリーアーカイブ

怪異 vs 都市伝説

コトリバコを始めとした2chで有名な怪異って,
独自の体系を持っていて,他の怪異とは明確に区別された何かがあるように思う.
さらに,その広がり方も2ch発なので、独自の広がり方をしているように思う・
一般の怪異と2chの怪異の関係性みたいなものを誰か調査してくれないかなぁ.
ちなみに、この2ch怪異に関するフリーゲームとして是非夕闇の季節様の「怪異症候群」をおすすめしたい.
そんなこんなで,コトリバコが出てくるオカルティック・ナイン2巻です.

Occultic;Nine2 -オカルティック・ナイン
著者  :志倉千代丸
イラスト:pako
分類  :小説
総合評価  :★★★★
文章    :★★★★
内容    :★★★★
キャラ   :★★★★

一巻では別々に行動していた登場人物でしたが、
二巻では登場人物同士が関わり始めました.
事件の規模も井の頭公園での256人集団自殺事件と大きくなり,
謎もより深くなってきました.
やはり見どころは物語全体に,そこはかとなく漂う都市伝説感です.
都市伝説感というよくわからない単語を使ってしまったが,
カオスヘッドなどをプレイした人にはわかってもらえるかもしれない.
よくある物語の展開として,現代の中で不可思議なことが起こっても,何らかの組織or 力によって全て隠されている事が前提という展開がありますが,このオカルティック・ナインをはじめとした都市伝説感のある物語では,
完全に秘匿されるというより,現代社会の中でどう捉えられるか?場合によっては相互作用しつつ物語が展開され,その雰囲気が作られています.
この雰囲気はぜひ一度味わってもらいたいものの一つです.

世の中には自分で気づかなかったら,それで終わりってこともあるんすよ

人は定められたものから変われないということを感じつつ,
生きるということは戦うことなんだなと思う今日このごろです.

B.A.D. 7
繭墨は人形の悲しみをかえりみない
著者  :綾里 けいし
イラスト:kona
分類  :小説
総合評価  :★★★★
文章    :★★★★
内容    :★★★★
キャラ   :★★★★

このシリーズは毎回内容が濃いので7巻まで来ると,
非常に多くの人間関係があり,登場人物間の関係や思いが面白くなってきました,
今回は久々津再び,神再びです.
そして、重要そうな新キャラも出てきて、狐の物語りから、狐を発端としてはいるが、
新たな物語に焦点が移ってきている。
そして分裂した神は今後の伏線っぽいけどどうなんだろうか?
そして今回は髑髏を抱えた少女ヒルガオ,人形の異能使い絡繰舞姫,犬の久々津
という重要そうな登場人が連続ででてきました.
そしてB.A.D.は相変わらず,様々な視点から違う形で同じことを表現することに良さがあるなぁと感じています.
今回は前回に続き「人の幸福は人それぞれ」ということ,そして「人は定められたものから変われない」ということを取り上げています.
特に後者は,小田桐くんが何度失敗しても懲りないところで,今までも何回も言われてきましたが,
今回は久々津の関係で別の側面からでてきました.

(さらに…)

助けて繭えも~ん

繰り返しながらひたすら同じことを主張する
ドラえもんとかにも通ずるものがある。
但し、グロ注意.
本とかからしか学べないことってけっこうあるんだなぁとつくづく思う今日このごろである
世の中、割りとドラえもんのことほとんど知らない人がいるし

B.A.D.6
繭墨はいつまでも退屈に眠る
著者  :綾里 けいし
イラスト:kona
分類  :ライトノベル
総合評価  :★★★★
文章    :★★★★
内容    :★★★★
キャラ   :★★★★

今回は目を抉って,這う女,鴉という定番の怪異シリーズです.
B.A.D.では初期からだいぶすっ飛ばしていたので,割と新鮮です.
B.A.D.シリーズでは毎回かわる様々な事件を通して,
似たようなことを違う側面から捉えているようなところがあり,
奥の深い小説です.
今回のテーマの一つは「人の幸福は人それぞれ」ということです.
「人の幸福を邪魔すると犬に喉を噛み切られて死ぬ」という諺?は今後使って行きたいです.
また,今回の見所として白雪さんが訪問して修羅場になるというシーンを忘れてはいけません.
白雪さんがややヤンデレっぽい感じになっており,もとのキャラを忘れつつありますが・・・
キャラがどんどん増えていき,皆それぞれに思いを持っていたりして非常に今後が楽しみです.

(さらに…)

食べるということ,孕むということ

B.A.D.5
繭墨は猫の狂言を笑う
著者  :綾里 けいし
イラスト:kona
分類  :ライトノベル
総合評価  :★★★★
文章    :★★★★
内容    :★★★★
キャラ   :★★★★

今回は狐を異界においてきた後の話がメインです.
狐がいなくてもなんだかんだで狐の影響を受けた人はいるわけで,
自ら化け物を名乗り,狐の模倣をする猫(神宮ゆうり)も現れ,
その関係で新たに起こった事件を解決する話です.
今回の事件は「指を吐く花が咲き,花を食べる」話です.
この部分だけ取り出してもだいぶ意味不明ですが,いつもどおり安定の狂気にあふれた一冊です.今回で,また狐関係のストーリーがひとつ進んだわけですが,今後このシリーズが何処に進んでいくのか全く予想もつかないので,次の巻も楽しんで読めそうな気がしています.
よくよく考えてみると,ここまでのB.A.D.シリーズを通して,食べるということと孕むということはよくテーマとして取り上げられている.
実際,メインの二人も,繭さんはチョコレートを食べているし,小田桐くんは鬼を孕んでいる.
互いに自分とは異なる何かを自分の中に含むということである.
これらの違いとしては何があるのだろうか.
この二つのキーワードについても今後なにか明らかにサれていくのだろうか楽しみです.

コミュ症同士でも仲良く慣れるとは限らないという永遠の命題

先日,「エイプリルフールズ」という映画を見に行った.
いわゆる群像劇で,登場人物が非常に多いですが,
名前のでてくる登場人物はほとんどいないので,記憶力のない私でも気楽に見ることが出来ました.
登場人物に名前がついていないので,勝手に名前を付けて脳内で呼ぶという遊びもできます.
その映画によるとコミュ症には芋けんぴがいいらしい.(注:コメディ映画です)
ということで,芋けんぴを食べながらブログ更新しています,
それとは,別の日ですが,ゲーマーズでふらふらしていたら目についてしまった本を紹介します.

ゲーマーズ
著者  :葵 せきな
イラスト:仙人掌
分類  :ライトノベル
総合評価  :★★★★
文章    :★★★
内容    :★★★
キャラ   :★★★★★

一言でこのラノベを説明すると,「すれ違い系ラブコメ ~ゲームを添えて」というべきでしょうか.
程よいネタと軽快なストーリー展開で,一気に読みきれてしまう小説です.
やりこみ系のゲーマーと楽しみたい系のゲーマーというあまり注目されないが,
確実に世の中に存在する2派閥の関係とラブコメという組み合わせの本です.
特に,私は,あまり小説で(まともに)取り上げられることの少ないゲーマーに焦点を当てている点が面白いと感じました.
また,著者はあの「生徒会の一存」の著者なので,キャラクタが非常に際立っているという点も魅力です.
ちなみにゲーマーズで購入すると,特典ミニ小説的なものがついてきます.
登場人物たちのゲーマーズでの一シーンを描いた内容で,本編とは違いややメタな感じがあって面白いです.

(さらに…)

お兄様の好きなあの海にもう一度行きましょうね

Occultic;Nine1 -オカルティック・ナイン
著者  :志倉千代丸
イラスト:pako
分類  :小説
総合評価  :★★★★
文章    :★★★★
内容    :★★★★
キャラ   :★★★★

主人公はオカルトをネタにした掲示板の管理人で,
カフェを拠点にしている.
という「現代+オカルト」をテーマにするには絶好の中二病設定で,
最初からテンションの上がる展開でした.
最初は登場人物が多くて覚えるのが大変かな?と思ったけど,
キャラが立っているので読み進めていくうちに特に苦もなく覚えられました.
展開はややゆっくりですが,日常的な会話にもところどころにネタがあり楽しみながら読める一冊でした.
まだ,一巻は序章という感じで今後どうなっていくのか,2巻が待ち遠しいです.
公式ページもあるらしい:http://occultic9.jp/

事実は小説よりも奇なり

知り合いが結婚直前(指輪購入済み)まで行って彼女と別れたらしい.
何が起こったのか全くわからなかったが,
現実は何があるかわからないということらしい.

B.A.D.4
繭墨はさしだされた手を握らない
著者  :綾里 けいし
イラスト:kona
分類  :小説
総合評価  :★★★★
文章    :★★★★
内容    :★★★★★
キャラ   :★★★

まさかの狐編ラストです.(別にネタバレじゃないよね?)
どうせ,このシリーズはずっと「狐」と戦い続けるんだろうなと思っていた自分にはそれが一番衝撃的でした.
今回の話はこれまでの総集編からの最終回という感じで,濃い内容になっています,
今までずっと安定して(ほぼ傍観して)いた繭さんが攻めに転ずるところなども今回の見所です.後は,繭さんの死体を見て吹っ切れた小田桐くんも見どころです.
若干,過去の登場人物も出てくるので,「誰だっけ?」というふうにならないようにするためにも,
今までの復習を十分にして,挑みましょう.
僕は負けそうになりました.

「なるほど」「すごいな」「悪いのはキミじゃない」

話し相手(男)が彼女の話しをしてきて正直面倒な時に使える3つのセリフを考えてみた.
自分の経験上,雑談レベルでは相手はこちらの意見を聞いていないので適当に返しておいて全く問題無いというのが最近たどり着いた答えだ.実際,彼女の話をする男には次の3つの言葉で適当に対応している.
「確かに」「それはすごいですね」「僕もそう思います」
また,合コンに行ってきた話など,彼女がいない人バージョンも必要なのでその場合には次の3つで対応している.
「確かに」「難しいですね」「まだチャンスはありますよ」
これ以外のアドバイスや自分の考えを言っても無視または根拠の無い反論しか返ってこないので無駄というのが最近得た結論だ.

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
幸せの背景は不幸
著者  :入間人間
分類  :ライトノベル
総合評価  :★★★★
文章    :★★★★
内容    :★★★★★
キャラ   :★★★★★

ずっと読みたいと思っていた本にようやく手が出せました.
心に傷を負っている系主人公&ヒロインで有名な作品なのでずっと読んでみたいと思っていました.
一番の見所はやはりみーくんとまーちゃんのキャラクターでした.
ストーリー的にもそこそこおもしろいですが,唐突な話や独特な言い回しなどが特に際立っている本でした.
また,登場人物も主にまーちゃんとみーくんを中心に書いてあり,スッキリした構成で非常にわかりやすいです.

人生楽しい

「人生」の結末を知っている
最近の口癖は「人生( http://www.vap.co.jp/jinsei/ )楽しい」です.

B.A.D.3
繭墨はおとぎ話の結末を知っている
著者  :綾里 けいし
イラスト:kona
分類  :小説
総合評価  :★★★★
文章    :★★★★
内容    :★★★★
キャラ   :★★★★

3巻にして,繭墨あさととの対立が表面的になってきて,面白くなってきました.
今後の展開が楽しみです.
その一方で,キャラが増えてきて徐々に覚えるのが難しくなってきました.

「神」は実在する

最近,B.A.D.を読んで精神状態を保っている感じがあるので

B.A.D.2
繭墨はけっして神に祈らない
著者  :綾里 けいし
イラスト:kona
分類  :小説
総合評価  :★★★★★
文章    :★★★★★
内容    :★★★★
キャラ   :★★★★★

今回は書いた文字が,その文字の表す物どおりに動くという異能が出てきます.
「蛙」や「虎」や「龍」まででてきますが,やはり一番の見どころは「神」でした.
一体,「神」と書いた時に何が起こるのか気になる人は是非読んでみてください.
そういえば1巻でもでてきたポンポンのついた寝間着の挿絵が出てました
ちなみに,最初見た時に蛙だと思ったら本編中ではカメレオンのポンポンというふうに書いてあった.
ハエを捕まえている途中というのがイケてるデザインだと思いました.
欲しい!!

この世界に出会いを求めるのはやはり間違っている

最近リアルで,「休みの日に遊びに行った」というと,
よく「女の子と?」と返されるようなコミュニティに所属してしまっているようです.
「当然,ぼっちだよ!!」

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
著者  :大森 藤ノ
イラスト:ヤスダ スズヒト
分類  :ライトノベル
総合評価  :★★★
文章    :★★★
内容    :★★★
キャラ   :★★★★

ダンジョンが存在する世界で,ダンジョンのある都市に冒険者が集って年を形成しているという世界観です.
世界樹の迷宮とかと似ている設定かも...
RPGとかでよくある設定に小説という利点を活かして,解説とかを加えているのが面白いところです.
割と話題になっているので読んでみましたが,最近,アレな小説を読みすぎているせいか,狂気が足りないと感じてしまいました.

誰に許されぬとも私の今立っているこの場所が私の居場所だ

先日,中国語読めるか?と聞かれ一応見てみたが,全くわからなかった.
中国語選択だったのに・・・
というわけで,
ドイツ語選択でドイツ語が少しでも喋れる工兵さん素敵です

なれる!SE11
絶対?管理職宣言
著者  :夏海公司
イラスト:Ixy
分類  :ライトノベル
総合評価  :★★★★
文章    :★★★★
内容    :★★★★★
キャラ   :★★★★

工兵がだんだんと人間離れしてきた気がする.
そして,キャラクターが多くなってきて辛くなってきました.
個人的にはここらで一回総集編が入って欲しいところです.
今回の話は,スルガシステムに子会社が出来る話です.
薄々気づいていたが,なにげにスルガシステムって大きい会社なんじゃないだろうか.
ちなみに,表紙の絵の人はその子会社のリシーです.

世界よ,これが中二病だ!

酔って窓から身を乗り出している人を見て
「目の前で、飛び降り自殺が見たかったんだよ」
という繭墨あざか(B.A.D.)さんのセリフを思い出したので
まだまだ世界と戦えると感じた今日このごろです.

俺が生きる意味3
水迷宮のデモニアック
著者  :赤月 カケヤ
イラスト:しらび
分類  :ライトノベル
総合評価  :★★★★★
文章    :★★★★★
内容    :★★★★★
キャラ   :★★★★

前回,化け物の世界から帰還した主人公がまた新たに化け物の世界に連れ込まれる話です.
前回までの化け物との戦いとは異なり,
戦う相手が人間(?)であるため戦い方が大きく変わっている点が見どころです.
化け物は今回も現れますが,敵である人間(?)のせいで可愛く見えてくるところまであります.
ただし,個人的な一番の見所は
2巻までで化け物の世界に気づいてしまった主人公が元の世界で誰にも信じてもらえない場面でした.
世の中の中二病患者の気持ちを代弁しているような場面で,共感を覚えました.

文学的トンネル効果は遠い

俺が生きる意味2
放課後のリゾルト
著者  :赤月 カケヤ
イラスト:しらび
分類  :ライトノベル
総合評価  :★★★★★
文章    :★★★★★
内容    :★★★★★
キャラ   :★★★★

進化論をテーマにしてるだけにいつか言うだろうなと思っていたことを大体言ってくれた
前の巻の伏線回収と言った色合いが強いです.
基本的に伏線はあからさまなものが多いのでしっかり回収できていることを確認できます.
とはいっても,まだ回収されていない設定やら伏線が大量にあるので,今後にも期待できます.
全体としていい作品なのだが,
取ってつけたようなタイトル回収が少し残念でした.
タイトルに惹かれて買っただけに逆につらいです.
「書く前に先にタイトルを決めてくれ!!」
というのが最近の小説にいいたいことです.
タイトルとは物語のコンセプトであるべきであって,
普通コンセプトというのは本の枝葉末節が決まる前にすでに決まっているものでは無いのだろうか?
なんか後から目につくようにするためだけにタイトル決めるというのは本を選ぶ側からもつらいです.

人生は閉区間か?

人生
著者  :川岸 殴魚
イラスト:ななせ めるち
分類  :ライトノベル
総合評価  :★★★★
文章    :★★★★
内容    :★★★★
キャラ   :★★★★★

このタイトルでギャグです.
理系・文系・体育系の女子が何故か一同に介して人生相談をする学園モノです.
自分が理系というのもあるかもしれませんが,
やはり最も見どころなのは理系女子の遠藤です!
思考が自分とかぶり過ぎてつらい.
誕生日とか覚えない系男子です.
いつも友達からのメールで自分の誕生日を知らされています.
あと,自分の年齢も覚えていない.
更に昨日食べたものは何ですか?と聞かれよく
「なんらかの炭水化物だ」
と答えてしまいます.
自分は典型的な理系なんだなと考えさせられてしまう一冊でした.
ちなみに,文系のふみは文系というよりただの歴史オタクっぽいです.
最後に梨乃のこのセリフで締めくくりたいと思います.
「かのエジソンも小さい頃は勉強ができなかったという
それでも懸命に努力して,偉大な発明王になり
そして死んだ.
人間はどうせ死ぬ」

あれ?なんで生きてるんだっけ??

俺が生きる意味1
放課後のストラグル
著者  :赤月 カケヤ
イラスト:しらび
分類  :ライトノベル
総合評価  :★★★★★
文章    :★★★★★
内容    :★★★★★
キャラ   :★★★★

最初に本屋でタイトルを見て,「ふぁっ?」ってなった本です.
読み方は中2的に「俺が生きる意味(レーゾンデートル)」だそうです.
すごいタイトルだと思ってみたら「キミとは致命的なズレがある」の作者の作品だったので衝動買いしました.
「キミとは致命的なズレがある」も引き込まれる文章でしたが,今作は更に洗練されている印象を受けました.
少し設定が多く,統一される印象をこの巻では受けなかったので今後これらがどういうふうにまとまっていくのかが非常に気になります.
また,序盤の文書の運び方と独特の終わり方が非常に良かったので,
自分でも文章を書くときは参考にしたいと思いました.

たまに自分の生きる力を試してないと不安になっちゃうんだよ

ボス「2週間後に(英語で)発表しない?」
俺「イイデスネ」
とか安請け合いしちゃう系です.
生きる力の限界を感じた.

なれる!SE10
闘う?社員旅行
著者  :夏海公司
イラスト:Ixy
分類  :ライトノベル
総合評価  :★★★★
文章    :★★★★
内容    :★★★★★
キャラ   :★★★★

今回は社員旅行とか妹の話とかの4つの短編です.
地味に社員旅行への恨みが伝わってくる内容だった.
実際に旅行とか飲み会はたまにあるからいいんだよね.
工兵の妹は勢いで富士山に登るという割と現実離れしたキャラクターで,このシリーズでは貴重なキャラなので今後も登場を期待しています.
あと,ASAP=as soon as possible って略語初めて聞いたけど,辞書にも載っている普通の言葉なのね.
では,
イサナ・ミスヤオ・ネル・エカ・ウモ

ゴシックロリータの嗜み

あけましておめでとうございます.
今年もこの狂った世界で愉快に踊りましょ
白雪姫に詳しいことはゴシックロリータの嗜みだそうですよ

断章のグリムXIV
白雪姫 上・下
著者  :甲田 学人
イラスト:三日月 かける
分類  :ライトノベル
総合評価  :★★★★★
文章    :★★★★★
内容    :★★★★★
キャラ   :★★★★★

とうとう断章のグリム最終巻です.
最終巻ということで蒼井と雪乃が主な見どころです.
特に恐怖シーンからの<私の痛みよ,世界を焼け>での安心感は半端ないですね.
更に,最終巻ならではの今までの伏線回収&登場人物の一掃?も見どころです.
風乃の言葉は今までも謎が多かったので,もう一度最初から見直すと気づくことがありそうです.
葉耶・夢見子についてはまだ謎が残っていそうですが,外伝とかで語られるんでしょうか?
全体を通して断章のグリムは前回のMissingに比べ戦闘なども多く非常に動きの多い作品で非常に面白かったと思います.
また,童話の形をした悪夢というアイデアも非常に面白く,
最近,グリム童話も読んでいるのですが,つい悪夢的な解釈を探してしまっている自分がいます.

神は実在する

2013年最後の記事になりそうですが
コミケ3日目は寝坊によりゲームがいくつか完売でしたが,
その分衝動買いを幾つかして小説やら技術系やらが多めでした.
今年から知り合いのブログに習って戦利品公開をします.
2013-12-31 15.38.58.jpg

断章のグリムXIV
ラプンツェル 上・下
著者  :甲田 学人
イラスト:三日月 かける
分類  :ライトノベル
総合評価  :★★★★★
文章    :★★★★★
内容    :★★★★★
キャラ   :★★★★

久しぶりに断章のグリムを読みましが,
相変わらずの作風で非常に良いホラー小説です.
「神は実在する」からの一節を読むと断章のグリムを読んでいる感じがします.
ちなみにラプンツェルというのはグリム童話の話ですが,元は野菜の名前らしいです.

シューカツ

就職しません.お察し下さい.

なれる!SE8
案件防衛?ハンドブック
著者  :夏海公司
イラスト:Ixy
分類  :ライトノベル
総合評価  :★★★★
文章    :★★★★
内容    :★★★★★
キャラ   :★★★★

キャラが増えてきてだんだん負えなくなってきているこの小説です.
ドラマCDとかWEBラジオとかよくわからないASCIIの企画とかいろいろなところで力を入れている小説ですが売れているんだろうか?
でもこういう熱い小説は好きなのでこれからもどんどん押して行って欲しいと思っています.
今回は,フィジビリティスタディ,つまり事業・プロジェクトの実施妥当性を調査し代替案や事業中止を含め検討する活動についての話.
タイトルにもあるように過去に決定した案件を防衛するという話です.
以前からこの小説を読んで感じていたことだが,僕は案件の入札のような事は関わったことがないのでこの小説を読んで一度何かの機会があったら関わってみたい(また,経験がある人がいたら話を聞いてみたい)と思った.