数学ガール
著者 :結城浩
分類 :数学入門書?
総合評価 :★★★★
文章 :★★★★
内容 :★★★★★
なんとも評価しにくいのですが,ここは理系大学院生の意見として受け取って下さい.
本としては高校生にも配慮してあるので高校生でも読めるのではないでしょうか.
一言でいうと数学が好きになる本です.
かくいう自分も気がついたら1日こもって数式を追いかけてました.
気になる数式があるとそれを調べて追いかけて気がつくと知らない場所にいるというのはよくあることですよね!!
まぁすぐに脱線してしまうのは研究をしている身としてはいいことなのか悪いことなのかわかりませんが...
この巻では数列・級数を扱っています.
話の進め方としては物語にそって数学を学べるという何か不思議な形式です.
物語は,数学好きな3人の高校生の「ぼく」と二人の少女の話です.
この形式の利点としては主人公たちの思考まで順に追えるという点です.
よくある数学書はほぼ定理の羅列なのでその間を自分で結んでいかなくてはなりませんが,
この形式ではその過程すら追えるので比較的楽に読み進める事ができました.
唯一の欠点としては,物語があるので最初から順番に読んでいかないといけない点でしょうか.
なので,次は2巻を読むしか無いですねw
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