Missing 1
著者:甲田 学斗
分類:ライトノベル
評価:★★★★★
怪奇と魔術をテーマにしてはいるが、完全なファンタジーワールドではなく、日本のある都市という設定で「きちんと」科学的なところもあります。そのため現実みがあり、ともすると飲み込まれてしまいます。主人公はその都市の学校の文学部員で、ある事件から異界と関わりを持つことになった。
見所は、魔術についての独自の概念です。この概念を利用することによって理論的な怪奇や魔術を可能にしています。
また、個性的な主人公たちにも注目です。
この物語の中に出てくる「物語による感染」というものはすばらしいと思った。
確かに、現実にある本でも読者に感応するような本があるからだ。
この本は、ぜひ魔術といったものを信じていない人に読んでほしいと思います。きっと魔術に対する感覚が変わるでしょう。
願望という題で 短作文? をつれづれに書いてみた(文脈変かも)
魔術師とは、おのれの願望の為に、全てを捧げる覚悟が必要だとよく言われる。それは本当のことだと思う。
何故なら奇跡が起こるかは、その人の思いにかかっているから。全てを捧げて起こす奇跡というものを見てみたいとおもった。
しかし、人は一つの願望に集中することができないのではないかと最近感じるようになった。つまり、人には恐れがあり、それから逃れることは決してないのではないだろうと気付いた。願望が叶ったときにいままであったものが無くなっていることに耐えられるだろうか。それは、仲間かもしれないし、命かもしれない。
楽しかった今日一日が終わっただけで、ほんの少し寂しくなってしまった今の自分で
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