共通仕様

STG-ONUXMLで扱う値は全て内部的には実数の範囲で計算されます。
(ただし、画面の座標など整数しか取れないものは小数点以下を丸めます)
全ての値を書き込む場所には、式を書き込むことも可能です。

式とは 1+1や3+4*5などのようなものを指します。通常の算術演算に用いられるものと同じです。 式の中では変数を使うこともできます。ただし式は通常、読み取り時に全て計算されるので、ゲーム中で変化するような変数はうまく動きません。ゲーム中で変化するような値を用いたい場合は関数というシステムを用います。

関数

1フレームごとに計算されなおされる式を関数といいます。 関数は式の前に=イコール記号をつけることで表します。ただし、この関数が使えるのはタイムライン系の一部のタグのみです。

変数

STG-ONUXMLでは式や関数の中で変数を使うことができます。
変数に対する操作はタイムライン系のファイル中のVALUEタグを用いて行うことができます。

<VALUE>ABC=10*10</VALUE>
例ではABCに10*10を代入するという操作をします
変数に対する操作は現在代入しかできませんが、<VALUE>ABC=1+ABC</VALUE>のようにして変数の代入に変数を用いることが可能です。

条件

STG-ONUXMLではタイムライン系のファイルの中で条件式を用いることができるタグが存在します。条件式とはその式全体が真または偽の2通りの状態をとるものを指します。
条件式を用いることができるタグではCondition属性に条件式を書き込むことができます。条件式では「イコール」、「より大きい」、「より小さい」の3つを使うことができます。また条件式の左右には式を用いることもできます。
 記号  意味  例
 =  イコール  Condition="VAR=1"
 >  より小さい  Condition="VAR>0"
 <  より大きい  Condition="VAR<0"

連続で2つの条件記号を使うこともできます
Condition="3<VAR<5"
この例の場合、変数VARが3より小さく5より小さいときのみ真になります。
Condition="3>VAR<VARX"
この例の場合、変数VARが3より小さくVARXより小さいときのみ真になります。