昨日は本屋に行って、本とにらめっこをし、
自分は今何がやりたいんだろう。と考え込んでしまった。
目的が決まっていてもそれに至るまでの道はいくつもある
精神的自分探しの旅とでも言うのだろうか
まあ、そんなことはここで考えても仕方がないことだ。
と、ちょっと語ってみたくなったのはこの本のせいだろう
絵のない絵本
著者 :アンデルセン
訳 :大畑末吉
出版 :岩波文庫
総合評価 : ★★★
文章 : ★★★★★
内容 : ★★★
特に、面白いといったような本ではないが文章を読んでいて詩や絵画のような美しさを感じるといった感じである。
童話で有名なアンデルセンならではといった感じの文体である。
さまざまな土地であった短い話を「月」の視点から話す形式で、序文と33の夜の話からなる薄い本である。
その33の話に自分なりに副題のようなものを付けてみた(特に工夫とかはしてないよ)
ガンジス川(インド)のほとりの娘
鶏小屋の女の子
牧師館の庭のわたしのばら
フランス王国の玉座の上の貧しい少年
詩人の冠
ウプサラにある丘
巨石墳(ドルメン)
月を待つ夜
グリーンランドの海の安息
花婿と花嫁と月
ボンベイにある都市の墓地
天才の誉れと凡庸のわざ
コウノトリ
ナイチンゲールの歌
ポリチネロ(イタリアの即興喜劇の道化役のこと)
新しい着物
都市の幽霊(ヴェネチア)
見てもらえない俳優
ローマの皇帝城の娘
向かいのオールドスミス
真っ白な花
女の子とお人形
遠い世を見る僧尼
紡ぎ車と英雄
ロートシルト(金満家)と卑しい通りと迷信
煙突の上の小僧
町はずれの娘の思いと若い僧の罪
ある白鳥の憧れ
スウェーデンのロクセン湖の森の木の王冠
燃える液体の夢
熊と3人の子供
囚人のメロディ
パンの上にたくさんバタをつけてくださいまし