始まりの100ページ ~prelude~
ゲーデルエッシャーバッハあるいは不思議の環
著者ダグラス・R・ホフスタッター
訳:野崎昭弘、はやしはじめ、柳瀬尚紀
分類 :不明
総合評価 :★★★★★
文章 :★★★★★
分かりやすさ:★★
内容 :★★★★★
神秘なる宇宙的秘密兵器が読むような例によってコンクリートブロックみたいに分厚い本です。
しかも本を開くともう、「あははーっ」って感じで
開始十ページあたりで「うぐぅ」って感じです。
何とか100ページ付近までたどり着きました。(ちなみに全部で700ページ)
100ページまでの内容は「不思議の環とは何なのか」ということです。
この本でいう「不思議の環」とは
「ある階層システムの段階を上へ(あるいは下へ)移動することによって、意外にも出発点に帰ってきている現象」
簡単に言うと、本来まっすぐにしか行かないものが不自然にループしているもののことを言います。
イメージは「メビウスの環」(表をたどっていくと、一周するうちに裏にたどり着き2周するともう一度表に戻ってきているという環)のような感じです。
これを知るとタイトルのエッシャーというのもなんとなく分かるような気がしますね。
これを見て一番最初に思い出すのは、
「昭和58年6月の雛見沢」ですね……
まあ、それは置いといて
タイトルのバッハとは、バッハの作った「カノン」が無限にループする様子を表したものです。
「カノン」といえば、カノンを綴る時
「Kanon」と「Canan」どちらが正しいのでしょう
英語だと「Canan」のようです。じゃあ「Kanon」は?
これを見ると中学のころ「ハッフェルベルのカノン」と英語で書いてるのを見て
「ハッフェルベルのコナン」と読んだことを思い出します。
(そのときの楽譜には「Canan」と書いてありました)
最後になりましたが、この本はかなりいい本ですのでオススメしますよ~
なお、100ページ以降も今後、書いていく予定です
//////////もう自分でもワケが分からない内容メモ//////////////////////////////////////////////////////////////////////////
バッハ
「音楽の捧げもの」
バッハが王に頼まれて献上した
「フーガ」=「リチェルカーレ」
カノン
ある単一の主題がそれに逆らって演奏される
模倣
輪唱など拍子をずらす
主題より高い音を重ねていく
「縮小」第一声部より第二声部以降が速い
「拡大」第一声部より第二声部以降が遅い
「転回」主題が飛び上がるところで、必ず飛び降りる
「逆行模写」主題を後ろから逆に演奏する
同型対応=もとの主題の情報を残している
フーガ
第一声部が主題で始まり、その後、第二声部が5度上か4度下のどちらかではいる。その間ほかは体位主題、主題とそれを補助する体位主体からなる。そのほかの制約は無い
「諸調によるカノン」→「無限に上昇するカノン」
転調を繰り返し最終的に元より1オクターブ高い音に戻り、そこで切れている
「不思議の環」
「もつれた階層」
エッシャー
「メタモルフォーゼ」「上昇と下降」「滝」